【症例紹介】鼻腺癌について
2025/11/26/
いつも前川ペットクリニックをご愛顧いただきありがとうございます。

今日は鼻血を繰り返して来院されたワンちゃんの症例をご紹介します。
症例は8歳のワンちゃん(雌・避妊済)で当院には1ヶ月前から鼻血が継続し、昨日から特にひどい状態ということで来院されました。
身体検査や臨床状態からオーナー様に鼻腔内腫瘍のお話をして、CTやMRI検査ができる病院を紹介させていただき、紹介先の病院で鼻腺癌の診断がでました。
診断結果から治療は放射線治療となり、現在、紹介先病院で放射線治療を継続しています。
鼻腺癌はワンちゃんの鼻の腫瘍では最も多く、猫ちゃんでもリンパ腫の次に多い悪性腫瘍です。
臨床徴候としては鼻血、鼻汁、顔面変形などがあり、猫ちゃんの場合は食欲不振も多く起こります。
確定診断するには病理組織学検査が必要になり、麻酔下での組織採材を行います。
治療法としては放射線治療が第一選択となり、その他の補助療法として抗がん剤などが使用されることがあります。
鼻腺癌に対しての放射線治療は臨床徴候が80~90%で改善が見込めますが、治療が行える施設が限定していること、費用が高額になること、重篤な副作用が出る可能性があることなどがデメリットになりますので、鼻出血や顔面変形など鼻腺癌を疑う症状がある場合、まずはお近くの動物病院に相談してみてください。
埼玉県川口市にある前川ペットクリニック。
川口市(前川、芝、安行領根岸、上青木、青木、鳩ケ谷)、蕨市、戸田市、さいたま市南区などから多くの方にお越しいただいております。
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