【症例紹介】埋伏歯(埋没歯)について
2024/09/25/
いつも前川ペットクリニックをご愛顧いただきありがとうございます。
今日は若齢のワンちゃんで来院時に永久歯が見つからなかった症例をご紹介します。
症例は7ヶ月齢のワンちゃん(女の子)で当院には避妊手術希望のため来院されました。
通常、ワンちゃん猫ちゃんの乳歯は生後3週齢から生え始め、6ヶ月齢くらいまでに乳歯から永久歯に生え変わります。
しかし、オーナー様から7ヶ月齢過ぎても、右上顎犬歯が生えてこないというお話があり、避妊手術の際、口腔内を確認し歯肉を切開したところ、永久歯が歯肉に対して水平に生えていて、歯肉の中に埋もれていました。この永久歯は抜歯し歯肉を縫合して処置は終了しました。
歯肉に埋もれた歯を埋伏歯(埋没歯)といい、そのまま放置すると後々感染や炎症・歯並び悪化の原因となりますので抜歯する必要があります。
高齢のワンちゃん猫ちゃんの場合は、歯が抜けて永久歯がない場合も多いですが、若齢時に永久歯が生えてこない場合は、永久歯が歯肉に埋もれている埋伏歯の可能性もありますので、動物病院に相談してみてください。
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