【症例紹介】キシリトール中毒について
2026/03/23/
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今日はキシリトールガムを食べてしまったという主訴で来院したワンちゃんの症例をご紹介します。
症例は2歳のワンちゃん(M.ダックス、未避妊雌)で、オーナー様から連絡があり、すぐに来院するようお伝えしました。
来院時、特に臨床症状はなかったのですが、口臭が甘い匂いでキシリトールガムを食べたというオーナー様のお話にも合致するため、すぐに催吐処置を行い、胃内容物を吐かせました。
明らかなガムの形状物はありませんでしたが、幸いなことに処置も早かったため、その後も症状なく生活できているとのことで
した。
今回はキシリトール中毒の発生が疑われたため、すぐに処置を行い症状なく終わりましたが、中毒を起こすと急激な低血糖症状(嘔吐、運動失調、痙攣など)や急性肝障害(黄疸、凝固不全など)になり死に至ることもある非常に怖い疾患です。
今回の症例も催吐処置と並行して血液検査も行い、血糖値、肝数値など一通りのチェックを行いました。
検査結果は特に異常なく、この結果の時点では中毒の程度としては無症状もしくは軽度だと判断できました。
また、キシリトールというとガムが一般的に思い浮かびますが、それ以外にもキャンディーやタブレット、クッキー、チョコレート、歯磨き粉、ピーナッツバターなど様々なものに含まれています。
成分表示にキシリトールや天然甘味料と記載されているものには注意し、食べさせないようにしましょう。
キシリトール中毒は摂取して30分〜1時間程度で症状が出てくるため、摂取してから30分以内の催吐処置が推奨されています。
万が一摂取してしまった場合は速やかに動物病院に来院するようにしましょう。
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