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【症例紹介】チェリーアイ(瞬膜腺脱出)について

2026/05/21/

いつも前川ペットクリニックをご愛顧いただきありがとうございます。

 

 

今日は眼の下側が腫れているという主訴で来院したワンちゃんの症例をご紹介します。

症例は15歳のワンちゃん(避妊雌)で、当院に来院時にはすでに左眼の下側から瞬膜腺が脱出しておりチェリーアイと診断しました。

 

チェリーアイ(瞬膜腺脱出)とは瞬膜(第三眼瞼)という部分に存在する涙液分泌の役割を持つ瞬膜腺が眼窩内から脱出した状態を指します。

若齢犬で多く、4割程度の症例で両眼に発症します。

症状が出やすい犬種もあり、眼の構造や顔の構造が関与していると推測されます。

短頭種やチワワ、ビーグルなどが好発犬種です。

今回の症例は高齢なので眼の腫瘍なども疑われましたが、当院の検査では確認されませんでした。

 

チェリーアイの治療は手術が第一選択となります。

手術としては瞬膜腺を温存し、ポケット状のくぼみに瞬膜腺を戻す方法が一般的です。

瞬膜腺を切除すると涙液分泌が減少しドライアイの原因となるため切除しない手技をとります。

ただし、瞬膜腺の脱出部位が大きかったりすると、再脱出や不完全整復になってしまうこともあります。

内科治療(点眼薬)で腫れが引くこともありますが、一時的なことが多く最終的には外科手術をしないと改善しないことが多い疾
患です。

 

チェリーアイは放置すると手術の成功率が下がり、角膜にも傷がつきやすくなりますので、眼の下側が腫れている症状を見つけたら、早めに動物病院に相談してください。

 

埼玉県川口市にある前川ペットクリニック。

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