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雄猫の尿道閉塞について

2026/06/26/

いつも前川ペットクリニックをご愛顧いただきありがとうございます。

 

 

今日は排尿困難で来院された猫ちゃんの症例をご紹介します。

症例は6歳の猫ちゃん(去勢済)で、昨日からトイレに入りっぱなしで様子がおかしいという
ことで当院に来院されました。

 

当院でまずお腹を触診したところ、膀胱内に大量の尿貯留が確認でき、猫ちゃんの状態、性別から尿道閉塞が疑われました。

次に超音波検査で膀胱を確認したところ、改めて大量の尿貯留が確認できたため、尿道にカテーテルを設置する前準備として、膀胱に針を刺し、大量に溜まっている尿をある程度抜去する処置を行いました。

この処置を事前にしておかないとカテーテル設置時に膀胱が破裂するリスクがあります。

 

膀胱の尿を抜いた後、尿道にカテーテルを通そうとしましたがカテーテルが途中で進まなくなり、尿道閉塞を確定したため、導尿処置(尿道に詰まっているものを除去する処置)を開始しました。

この猫ちゃんは尿道閉塞がひどくカテーテルが通るまでかなりの時間を要しました。

カテーテルが膀胱にまで到達したあと、カテーテルの固定、膀胱洗浄などを行い、常に排尿できる状態にしました。

あとで尿検査をしたところ、ストラバイト結晶が検出されたので、尿道閉塞の原因は尿道にストラバイト結石が詰まったものと考えられます。

 

この猫ちゃんは排尿困難の状態が長かったため、腎臓にダメージがあり、入院点滴治療をして対応しました。

退院後は尿結石用のフードを与えてもらい、尿結石ができないよう対応してもらっています。

 

尿道閉塞で排尿ができない状態が続くと数日で命を起こす可能性がある非常に緊急性の高い疾患です。

特に雄猫は尿道閉塞になりやすいのでトイレに何回も行くが全く排尿していない場合は緊急事態なので、すぐに動物病院に連れて行
くようにしてください。

 

 

埼玉県川口市にある前川ペットクリニック。

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